包んでこそ、プレゼント
昔からある竹の皮
5月の第2日曜日は母の日です。母の好きなものを贈ろうと考えてみたんですが、なかなか何が好きなのか思いつかない…やっと「鯖寿司(さばずし)」が好きだったことを思い出しました。私が住んでいる京都は海から遠い町ですが、昔から大切な日には鯖寿司をよく食べます。でも、父があまり好きじゃないので、母はなかなか食べられません。
そして、お寿司屋さんに買いに行きました。「鯖寿司」は、昔から使われている竹の皮で包んでから白い紙で包装されています。竹皮は通気性がよく、殺菌効果もあるそうです。
クッキーやケーキだったら、明るい色の紙で包装して、リボンをつけてもらいますが、寿司には合いませんね。
駅のおみやげ-包装にも地域の特徴があります
遠いところへ行くとき、そこでお世話になりますから、贈り物を買います。これは京都駅の売店で買いました。和風の包装です。たぶん、歴史がある町のお菓子だからです。
大きい駅では、その町やほかの町の有名なもの、季節を感じるもの、場所の名前が書いているお菓子など、楽しいおみやげがたくさん売っています。派手な包装のものが多いです。旅行のおみやげに買う人が多いから(?)なんでしょう。
私は、よく年をとっている人に和菓子、若い人に洋菓子を選びます。本当は、その人が何才かで、どんなお菓子が好きか分からないはずなんですが・・・。
色も包みもきれいなクリスマスプレゼント
キリスト教徒ではありませんが、娘にはクリスマスプレゼントをおくります。役に立つものをあげようと思って、文房具をあげました。中はなんだろうと思いながら、プレゼントの包みを開けているとき、娘はとても真剣で楽しそうです。
クリスマスの季節は、ラッピングが一年で一番カラフルです。店にも包装するための特別コーナーができます。大きい店では番号札をもらって、包装ができるまで待ちます。簡単なラッピングは、ほとんどの場合、無料です。包装がかわいいので、自分のために買うときでも、ときどき「これ、プレゼントです」と言って、ラッピングしてもらいます。
包装より中身
お正月には、いつも甥にお年玉をあげます。正月の前には、デパートやスーパー、コンビニなどで、いろいろなお年玉袋が売られています。お正月は、お祝いの季節なので、華やかな色のものが多いです。あげる人の年齢、性格などを考えて、できるだけすてきなデザインのものを選びます。
相手にこちらの思いが伝わっているかどうか・・・これは疑問です。なぜなら、私は、子供のときにもらったお年玉の金額を少し覚えていても、袋のデザインはぜんぜん覚えていませんから。
だんさん
ものをあげるときの包装って、実はいろいろな理由があって選んでいるんですよね。機能、和と洋の違い、季節感、思いやり...。でも、包まないプレゼントは、想像できません。