日本のことばと文化 初級1 A2 MARUGOTO Plus

ふりがなの つけかた

投稿!-MY CASE-研究所編

テーマ:涼しく快適に!日本の夏を過ごす工夫を紹介します

少しでも過ごしやすく・・・夏の暮らしの工夫

いもうとちゃん

涼しい午前中に宿題をして、午後は居間でお昼寝をする・・・私が子どもの時、夏休みはこうやって過ごしていました。今、私の両親はどうやって過ごしているのでしょうか。私の実家の様子をお見せします。


野菜も人も水やりで元気に
野菜も人も水やりで元気に

私の家のとなりには、小さな畑があります。父はその畑でトマトやきゅうり、なすなど、いろいろな野菜を作っています。夏は土がすぐに乾いてしまうので、1日に2回、朝と夕方に水やりをします。

その時、野菜だけでなく、庭や玄関にも水をまいて、「打ち水」をします。そうすると、窓から少しだけ涼しくなった空気が部屋に入ってくるんです。父が水やりすると、暑さに負けそうになっている野菜も人も元気になります。

マスター

オイラのうちにもお願いします。iine_small_iconごまちゃん acogare_small_iconノエリン

だんさん

打ち水、なつかしい。道がコンクリートに舗装される前は今より一般的だった気がします。


「よしず」で光と熱をカット
「よしず」で光と熱をカット

私のうちは南側と東側に大きい窓があって、とても明るいです。でも、夏になると、窓から太陽の光が入ってくるので、暑くて大変です。

そこで、「よしず」を窓の外に立てて、太陽の熱が家の中に入らないようにしています。「よしず」というのは植物で作られた日よけで、カーテンよりも効果があるんです。

でも、部屋が暗くなるのがよくない点です。父も母も、明るい部屋が好きなので、太陽の動きにあわせて、朝は東側によしずを広げて、お昼になると東のよしずは巻いて、南側のものを広げているそうです。私から見ると、ちょっとめんどうだな、と思いますが、それでも明るい方がいいと言っています。

マスター

オイラもとってもめんどうだと思うよ。iine_small_iconごまちゃん ぐっちゃん

だんさん

マンションでも、西側のベランダによしずがずらっと並んであるところがありますよね。


夏のふとん干し
夏のふとん干し

天気がいい休日、母はベランダにふとんを干します。ふとんを干すと、ふっくらふくらんで、気持ちよく寝られるんです。寒い時はふとんに空気が入って、暖かく感じられます。そして、暑い時は、汗や湿気が乾いて、さっぱりします。

でも、夏に干し過ぎてはだめです。遅くても13時までには取り込まなければいけません。それ以上干してしまうと、太陽の光で熱くなったふとんが、夜になっても冷めません。そのため、暑くて寝られなくなってしまいます。夏の昼過ぎ、急いでふとんを取り込みに行く母をよく見ます。

マスター

お母さんえらい!iine_small_iconごまちゃん

ノエリン

冬にホカホカのふとんは気持ちがいいですが、夏は…干しすぎはダメなんですね…

だんさん

一人暮らしだとなかなか干すチャンスがなくて…。


せまいほうが涼しい?
せまいほうが涼しい?

私が小さい時は、夏になると部屋のふすまや障子を全部取っていました。和室は部屋を2つに分けたり、1つするのが簡単なんです。部屋を大きくつなげると、窓から窓へ、家の中を風が通り抜けていきます。

でも、最近、昔よりも日本の夏が暑くなったからでしょうか。窓からの風だけではがまんできなくなって、冷房を使うことが多くなりました。冷房を入れるとき、少しでも早く部屋を冷やすために、ふすまを閉めて、部屋をせまくしています。部屋を広くしていた昔とは反対になりました。

マスター

オイラのうちは、今でも夏はふすまを取り外します。エアコンはな~し。

ページトップへ