変わる古都「京都」の町並み
生まれ変わる「町家」
最近は、伝統的な「町屋」という家が人気があります。
多くの「町屋」がレストランになったり、ほかの店になったりして、もう一度使われています。
伝統的な家が使われないで消えていくより、使い方が変わっても、京都の町の雰囲気が残るほうがいいと思います。
地震や火事などの防災対策と景観のバランスを考える必要もありますが、古い建物を見るととにかく落ち着きます。
高い建物あきまへん
京都市では、高さ60m以上の建物を建ててはいけません。これはルールなんです。
伝統的な景色を守るためですが、
一方で、経済が発展するために、高いビルを建てることをみとめるべきだという意見もあります。
また、60m以下だったら、新しいビルと古い建物がいっしょに建っている地域もあります。
京都の町に合うように、有名な店の看板も、派手な色を使わないようにしています。
繁華街、薄まる「京都色」
ここは京都で一番にぎやかな通りです。 東京などにもある全国的な店が増えて、古くからある店、京都にしかない店が少なくなった気がします。 京都の町の個性が消えてしまいそうで、ちょっと淋しいですね。
全国のまちなみが同じようになっていくのはさびしいですね。便利、安い、効率的…追い求めすぎては大切なものを失いそう…
古くて新しい商店街
京都の町には、たくさんの商店街があります。 元気がなくなった商店街も多いですが、ここは、古い店と若い人向けの新しい店が、うまく共存しています。 京都は学生の町でもあります。若者の文化も似合う町なんです。
観光客が増えて
ここは有名な観光地、「嵐山」です。 子供の頃と比べると、今は若い観光客も増えて、たくさんの店ができて、駅の周辺など、とてもにぎやかになりました。 静かだった昔の風情を懐しく感じるのは、私だけでしょうか。 それとも、こんなふうに感じるのは年をとったからかもしれませんね。
桜と水路の散歩道
町の中でも自然が感じられる場所は、落ち着きます。なぜでしょうね。
例えば、これは「哲学の道」と呼ばれている所です。
片側に水路、一方に家々。近くにはお寺もたくさんあります。
昔、有名な哲学者がよく散歩したので、この名前になったそうです。
春は桜、6月はホタル、秋には紅葉。冬の雪もいい雰囲気です。
久しぶりに、変わっていく京都の未来を想像しながら散歩してみたくなりました。
だんさん
「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」
これは、『平家物語』(12世紀の京都の物語)のとても有名な最初の一節です。
「すべてのものは変わっていく」という意味です。
京都は古い都です。世界中からたくさんの人が観光に来ます。
京都には比較的古い建物、町並みがたくさん残っています。
それでも、私が子供だったときよりいろいろなことが変わっています。
少し紹介しましょう。